7日に放送された、綾瀬はるかさん主演で高橋一生さんとのコンビによる“スイッチエンターテインメント”作品として話題の『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)第4話の視聴率が13.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが8日分かった。
第1話で16.8%と圧倒的な滑り出しを見せ、以降も14.7%、14.1%、そして今回の13.4%と非常に高い水準で数字を叩き出し続けているのだが……。
見ているのが辛い部分も
「高水準とは言え、徐々に数字が下がっていっているのは綾瀬さんや高橋さん含む制作サイドとしては少し気になるところでしょうね。
毎週放送が終わるたびに、『本当の黒幕はアノ人なのでは』『八巻(溝端淳平さん)が殺されないか心配』など大いにネット上を沸かせているだけに、数字はむしろ上がっていきそうにも思うんですが。
ただ、一方で『殺害シーンがグロすぎる』『正義のために全力でがんばっていた彩子の現在が可哀想で見ていられない』といった声があり、これが数字下降の原因になっているのではないかと思います。
単なる“スイッチ=入れ替わり”のドタバタコメディではなく、物語全体は連続殺人犯を追うサスペンス・ミステリーの要素を多分にはらんでおり、しっかり作り込めば作り込むほど、見ているのが辛い部分も自ずと出てきてしまいますからね。
かと言って、サスペンス・ミステリーの要素を薄くしてしまうと、せっかくここまで見せてきたハラハラドキドキが失われてしまいますし、サジ加減は非常に難しいところでしょう」(メディア記者)
『天国と地獄』は広く支持されるというよりは、熱烈なファンを生み出す要素が強いという印象。
むしろ、その中で高視聴率を叩き出し続けていることは、もっと高く評価すべきことなのかもしれない。
(文/佐藤博幸)