菅野美穂さん主演、鈴鹿央士さん、松岡茉優さん、木戸大聖さん、田中哲司さん、吉瀬美智子さん、宮澤エマさんらが共演の連続ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』(テレビ朝日系、木曜21時~)が20日、初回放送を迎えた。
第1話の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は、世帯平均で7.9%、個人平均で4.3%だったことが20日、分かった。
「世帯7.9%、個人4.3%は、昨今のテレビドラマ事情を考えると決して悪くない数字のように感じられるかもしれません。
しかし、テレ朝の木曜21時枠は、米倉涼子さん主演『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』シリーズや、天海祐希さん主演『緊急取調室』シリーズなど、高視聴率ドラマがいくつもある枠です。
直近の1年間で見ても、中村倫也さん主演『ハヤブサ消防団』、西島秀俊さん主演『警視庁アウトサイダー』、岡田将生さん主演『ザ・トラベルナース』の3作品が2桁視聴率スタート。桐谷健太さん主演『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』が8.4%スタートでした。
世帯7%台でのスタートとなったのは、2010年1月期、長谷川京子さん主演『エンゼルバンク〜転職代理人』以来、実に13年ぶりのことです。
また、民放無料見逃し配信サービス『TVer』のお気に入り登録者数も25.7万人にとどまっており、まだ放送開始前の高橋文哉さんと志尊淳さんがダブル主演する『フェルマーの料理』(TBS系、金曜22時~)の29.2万人にすら及ばない状況です」(ドラマ批評家)
極めて厳しいスタートとなった『ゆりあ先生の赤い糸』。第2話以降に巻き返せるだろうか。
(文/吉良栄蔵)