今田美桜さん、多部未華子さん、松下洸平さん、神尾楓珠さんの「クアトロ主演(=4人が主演)」、さらには昨年大ヒットした同枠ドラマ『silent』でプロデュースを務めた村瀬健さんと脚本家・生方美久さんが再びタッグを組んだ連続ドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系、木曜22時~)第2話が19日、放送された。
同話の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は、世帯平均で5.1%、個人平均で2.9%だったことが20日、分かった。
第1話では世帯5.9%、個人3.3%を記録していた。
「世帯で0.8ポイント、個人で0.4ポイントの下げ幅ですから、大きく数字を落としたと表現していいでしょう。
『silent』と同じく、生方美久さんの脚本、村瀬健プロデューサーという組み合わせですから、この数字は物足りませんよね。
『silent』は第1話で世帯6.4%、個人3.5%、第2話で世帯6.9%、個人4.0%の視聴率をマークし、プロ野球・日本シリーズの中継で90分遅れで放送となった第4話こそ世帯・個人ともに数字を下げたものの、それ以外はほぼ右肩上がりの推移を見せ、最終話では世帯9.3%、個人5.3%の視聴率にまで伸ばして見せました。
また、民放無料見逃し配信サービス『TVer』など見逃し配信の再生回数では、第1話、第2話ともに放送後1週間で500万回以上の再生数を記録。TVerにおける過去に配信された民放全ドラマにおける歴代最高記録を塗り替える快挙を達成しました。
『いちばんすきな花』は、現在のところ、TVerでのお気に入り登録者数が約90万人。今期ドラマのトップを走っています。また、第1話では、TVer、FODなどの合計で200万回以上の再生数となっています。
いずれも、良い数字であることは確かですが、『silent』との比較では大きく見劣りすることも事実です」(ドラマ批評家)
『いちばんすきな花』は、ここから『silent』基準まで押し上げることができるか、第3話以降の数字に注目したい。
(文/門田智之)