阪神タイガースとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージを戦っている最中の広島カープ。
そんな広島の「打てる捕手」になることを期待されていた中村奨成が、いよいよクビ=戦力外を通告され、現役引退となりそうだ。
中村は、ヤクルト村上宗隆や日本ハム清宮幸太郎、ロッテ安田尚憲らと同級生で、広陵高校3年時の2017年に夏の甲子園で6本のホームランを放つ大活躍。同年のドラフト会議では高校生捕手としては史上初となる2球団から1位指名され、指名権を獲得した広島に入団。
しかし、プロの壁は厚く、2021年に39試合出場で打率.283、出塁率.377、OPS.830を記録したものの、昨年は27試合出場で打率.193、今年は18試合出場で打率.150と年々数字を悪化させ、プロ6年間で広島の戦力になれたとは到底言い難い成績にとどまっている。
そんな中村は、ちょうど1年前の昨年10月、「文春オンライン」(文藝春秋)に「中絶トラブル」を報じられていたのだが、19日、再び文春にスキャンダルをスクープされてしまった。
昨年末から今年にかけて、既婚女性と何度も肉体関係を持ち、この女性の夫に気付かれ500万円の示談金を払っていたという。そして、「二度と連絡をとらない」と約束しておきながら、今年6月に離婚が成立すると、何食わぬ顔で再び会っていたとも記されている。
昨年の「中絶トラブル」の報道時には、広島のファンや中村選手を知る人などから「広島の女の5人に1人は中村奨成のLINE持ってる」「なんだか大騒ぎになってますけど、高校時代から中村選手の素行の悪さ、ゲスっぷりはこんなもんでしたよ」といった評判、評価の声が噴出していた。
やはり、人間性はなかなか変えられない、ということか。
(文/中牟田晃)