多部未華子さん、今田美桜さん、松下洸平さん、神尾楓珠さんの「クアトロ主演(=4人が主演)」、さらには昨年大ヒットした同枠ドラマ『silent』でプロデュースを務めた村瀬健さんと脚本家・生方美久さんが再びタッグを組むということでも話題となっていた連続ドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系、木曜22時~)が12日より放送スタートとなった。
第1話の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は、世帯平均で5.9%、個人平均で3.3%だったことが13日、分かった。
「木曜22時のフジドラマは、そこまで安定して高い視聴率が出ている枠ではありません。
とは言え、『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)で全話12%以上、最終話では19.6%の世帯平均視聴率を記録した、視聴率女王とも呼ばれる多部未華子さんが主演の1人。
今田美桜さん、松下洸平さん、神尾楓珠さんと、他の主演3人も人気、知名度が高い面々が揃っていながら、世帯5.9%でのスタートは大爆死と言って過言ではないでしょう。
鈴木京香さんの体調不良により直前での主演交代があった、前クールの若村麻由美さん主演『この素晴らしき世界』が5.4%、その前の奈緒さん主演『あなたがしてくれなくても』が5.8%、この2作品はどうにか上回っていますが、今年1月期の菜々緒さん主演『忍者に結婚は難しい』が記録した7.0%、昨年10月期の『silent』が記録した6.4%には完敗ですから、非常に厳しいスタートになったと言えるでしょう」(ドラマ批評家)
このまま多部さんの視聴率神話は崩壊してしまうのか、それとも『silent』のように徐々に数字を伸ばしていくのか、第2話以降の視聴率にも注目したい。
(文/門田智之)