2日に開いた性加害問題をめぐる2度目の記者会見で「指名NGリスト」「指名候補リスト」の存在が発覚。リスト作成の経緯について10日深夜に新たな声明を発表するなど、波紋が広がり続けているジャニーズ事務所。
SMAP解散以降、そんなジャニーズの看板、そして「国民的アイドル」として同事務所を牽引してきた嵐。
嵐のメンバーでは初となる、NHK大河ドラマ主演の座を『どうする家康』で手にした松本潤さんの、数々の悪態が11日の「週刊文春 電子版」(文藝春秋)で詳報されている。
NHK放送センター内の禁煙ゾーンでも平然と加熱式タバコのアイコスを吸い、助監督たちへ「殺すぞ」「ちげーよてめー」「ふざけんじゃねぇ」などの暴言・恫喝は茶飯事。
家康の家臣・平岩親吉役を好演し、脚光を浴びたお笑いトリオ「ハナコ」の岡部大さんには、その活躍を嫉み、他のメインキャストには用意する誕生日ケーキをあえて用意しなかったというエピソードも。
極めつけは、織田信長役の岡田准一さんに対してだ。有村架純さん演じる、家康の正室・瀬名の最期が描かれた回。本来は、岡田さん演じる信長がラストシーンでクローズアップされるはずだったところを、松本さんの意向により家康が目立つように構成が変更されたという。
そもそも、岡田さんの出演に関しても「ジャニーズ大河みたいに思われると得がないから」と難色を示し、藤島ジュリー景子さんら事務所サイドの懸命の説得でどうにか納得させたともある。
先日、3度目の申請でようやく保釈が認められたガーシーこと東谷義和被告は、暴露系YouTuberとして隆盛を極めていた昨年、配信動画で松本さんとの親交について告白。
トップアイドルが週刊誌などに泥酔姿の写真を撮られてはまずいだろうと、迎えのタクシーを店の前につけ、酒に酔った松本さんを無理矢理押し込み帰宅させても、気がつくと店に戻ってきていた。その様子から界隈では「ブーメラン松本」との異名までついていたという逸話を暴露。
この話は、むしろ従来のキラキラアイドルのイメージを覆し、ちょっと困ったおもろいおじさんという新たな親しみやすいキャラクターイメージ構築に一役買っていた。
しかし、『どうする家康』の現場で見せていたという松本さんのイメージは、裸の王様そのもの。
ジャニーズ事務所の力が弱まる中、今のままでは松本さんはいずれ表舞台から姿を消すことになるのではないだろうか。
(文/等々力おさむ)
~ライター略歴~
山梨県出身
かつては某俳優の付き人を務めていた
現在は芸能ネタを中心にライターとして活動中