ジャニーズ事務所が9日深夜、公式サイトに「注意喚起」の声明を発表した。
同事務所の創業者で元社長・ジャニー喜多川さんによる性加害問題をめぐる、被害申告や関連報道に関するもので
「関連報道においては、弊社社長の東山が加害を助長したとされているものも確認しておりますが、東山本人は、再三にわたり、そのようなことは決してしていないと説明しております」
「弊社は現在、被害者でない可能性が高い方々が、本当の被害者の方々の証言を使って虚偽の話をされているケースが複数あるという情報にも接しており、これから被害者救済のために使用しようと考えている資金が、そうでない人たちに渡りかねないと非常に苦慮しております」
など、被害申告と報道に対し釘をさす注意喚起だった。
だが、被害者が数千人にも上るとみられている大事件について、新会社の社長・東山紀之さんも、副社長・井ノ原快彦さんも「噂程度でしか知らなかった」と語り、所属タレントも一様にこれに同調している。
つまり、かなり長い時間近くにいたにもかかわらず、誰も実情を知らないワケだ。
そんな視野の狭い方々が、何をもって「東山紀之は性加害を助長するようなことは決してしていない」「被害者でない可能性が高い方が虚偽の話をしている」と判断しているのだろうか。
(文/福田優太郎)