ジャニーズ事務所に所属する俳優の風間俊介さんが9日、月曜メインパーソナリティーを務める情報番組『ZIP！』（日本テレビ系）に生出演。
2日に行われたジャニーズ事務所の2度目の記者会見について言及した。
同会見では、同事務所に対し厳しい質問をすることが予想される6人の記者やジャーナリストを排除するための「NGリスト」が存在していたことが注目を集めており、風間さんは「一番大切な話し合い、一番大切な場所というところから焦点がズレてしまっているのではないかと感じています」と世間やメディアが焦点をずらしてしまっていると苦言。
そのうえで「本当に今、話し合われないといけないこと、大切にしないといけないことというのは、被害に遭われた方々がどう救われるべきなのか、どう救っていくべきなのか、そこについての話し合いだと思う」と私見を述べた。
しかし、被害者救済のためにも尋常ならざる被害者を生み出したシステム・環境について全容解明し、確実な再発防止策を講じることは極めて重要なこと。
ジャニーズの隠蔽体質を徹底追及せずに、被害者救済だけを切り離して議論することは不可能だろう。
事実、世間からは「被害者救済と隠蔽体質改善は表裏一体」との声が多数上がっており、風間さんの発言に対しては「焦点ずらししてる組織の一因が何を言ってるんだ」「お前が言うな」といった指摘が多くなっている。
（文／福田優太郎）