2日に行われたジャニーズ事務所による記者会見において、事務所から会見の運営を任されていたPR会社「FTIコンサルティング」が、複数の記者やフリージャーナリストの名前や写真を載せて質問の指名をしないようにする「指名NGリスト」や、積極的に指名すべき「指名候補リスト」を会場に持参していたことが分かった件。
FTIコンサルティングは5日、NGリストを作成した事実を認めたうえで謝罪。作成にジャニーズ事務所が一切関与していないと発表した。
一方、ジャニーズ事務所は公式HPで「事前の打ち合わせにおいて、PR会社が持ち込んだメディアのリストに“NG”という文言を見つけた井ノ原が『これ絶対指さないとダメですよ』と言ったところ、PR会社は『では、前半ではなく後半で当てるようにします』と言った。その場にいた全員が、そのやり取りを聞いていた」と表明。(なぜか「前半ではなく後半で」の部分は後に削除)
仮に百歩譲って、NGリストの作成に関与していなかったとしても、ジャニーズサイドが「1社1問」「2時間制」という極めて都合の良いルールでの会見実施を承諾していたことは事実。
さらに、NGリストの存在を事前に知り、当日は持ち込まれていなくとも、厳しい質問をする記者らは後回しになるであろう安心感の中で、東山紀之さん、井ノ原快彦さんは2日の壇上にあがっていたことも事実。
そんな中で、ハメ技を食らい、思うように立ち回れない記者が怒号や悲鳴を上げているところへ、井ノ原さんは「落ち着きましょうよ」「子どもが見てます」「ルール守って」と嘲るような表情で言い放ったのだ。
井ノ原さんに対しては「笑顔の良い人ってイメージを悪用してて、一番質が悪い」「この人、サイコパスやん」などの批判の声が上がっているが、やむを得ないだろう。
(文/スコッティ角筈)
~ライター略歴~
長崎県出身
本人曰く「ヲタク」として生きていくためにライター稼業を始めたという
アイドルやドラマ関連の記事を多く執筆する