2日に、創業者で元社長・ジャニー喜多川さんによる性加害問題をめぐる2度目の記者会見を開いたジャニーズ事務所。
会見では、社名を「SMILE-UP.(スマイルアップ)」へと変更し、同社では補償業務に専念し、所属タレントついてはエージェントを担う別会社を新設することなどを発表した。
3月に英BBCによるドキュメンタリーでジャニーさんの蛮行が広く世界に知られてから早半年以上。ようやく、「わずかにだが前進し始めた」との評価が聞けるようになってきた。
そんな中、9月中に発表していたアノ方針が、ちゃっかり撤回されるのではないかとの報道が飛び出した。
「FLASH」(光文社)が3日、元V6の岡田准一さんが退所することについて報じた記事の中で、エージェント会社を新設する流れで「ジャニーズ事務所が当初発表していた『報酬を受け取らない』という方針が白紙になり、最終的にジャニーズ事務所が新設するエージェント会社に還流される形になる」と伝えているのだ。
ジャニーズ事務所では9月13日に公式サイトにて「今後1年間、広告出演並びに番組出演等で頂く出演料は全てタレント本人に支払い、芸能プロダクションとしての報酬は頂きません」と発表していた。
3日17時の時点では、この発表は削除されることなく掲載されているが、今後、撤回する旨が発表されるのか、あるいは新会社ではこの限りではないということなのか、動向に注目が集まりそうだ。
(文/福田優太郎)