
ジャニーズ事務所が2日、創業者で元社長・ジャニー喜多川さんによる性加害問題をめぐり、2度目となる記者会見を開いた。
東山紀之さん、井ノ原快彦さんは前回に引き続き会見に出席したが、藤島ジュリー景子前社長は姿を見せなかった。
ジャニーズ事務所は10月17日付で「SMILE-UP(スマイルアップ)」へと社名を変更し、今後は被害者の補償のみを行っていくという。
所属タレントについては、新たにマネジメント業務を担う新会社を設立して。この新会社についてはファンクラブを通じて社名を公募するという。また、従来のようなマネジメント契約ではなくエージェント契約に変更することも明かされた。
しかし、ジャニーさん以外による性加害、具体的には東山さん、なにわ男子・大西流星さんによる性加害については、一切触れられなかった。
ジャニーさんによる性加害は、早い段階で食い止めずに、見て見ぬフリという隠蔽を組織ぐるみで重ねたことにより空前の被害者を生み出した。
温床を完全に消滅させないというスタンスからは、ジャニーズ事務所あらためスマイルアップが、同じ歴史を繰り返す可能性が大いに感じられる。
(文/等々力おさむ)
~ライター略歴~
山梨県出身
かつては某俳優の付き人を務めていた
現在は芸能ネタを中心にライターとして活動中