創業者で元社長・ジャニー喜多川さんによる性加害問題で揺れるジャニーズ事務所。
2日に予定している記者会見では、新会社について社名を公募する旨が発表されると複数のメディアで報じられており、これには疑問を投げかける声が多数上がっている。
そもそも、新会社の社長が東山紀之さん、副社長が井ノ原快彦さんという陣容についても、ジャニーさんの性加害を見て見ぬふりをしてきた、あるいは加担していたり、自身が性加害に手を染めていた疑いのある人物が要職に就くようでは、生まれ変わりなど全く期待できないという厳しい声が飛んでいる。
そこへ、まるでお祝いイベントかのように「社名を公募する」というスタンスをとるということで、「不祥事の尻ぬぐいをファン任せにするのか」「責任転嫁もはなはだしい」「社名すらも自分達で決められない組織が、まともにやっていけるはずがない」「動物園の赤ちゃん誕生とかじゃないぞこれは。性加害問題を受けてのリスタートを、めでたいことみたいに扱う時点で何も変わってない」など、数多くの疑問や怒りの声が上がっている。
また、ジャニーズ事務所が法人登記された1975年に入社、1982年以降はメディア・広告担当として辣腕を振るい、2019年からは取締役、今年1月からは副社長を務め、かの週刊文春とジャニーさんの性加害裁判においては証言台にも立っている白波瀬傑さん。
白波瀬さんは、すでに9月5日に退任済みということを理由に、今回も会見への出席を見送ると言われており、性加害問題の根本解決のために必要な全容解明は全く期待できない。
1度ならず2度も世間を侮辱しまくりな会見を開いてしまっては、ジャニーズの再生の瞬間など永遠に訪れないのではないだろうか。
(文/福田優太郎)