テレビ朝日とジャニーズ事務所のズブズブな関係が注目されている。
28日発売の「週刊文春」（文藝春秋）では、その関係性を決定づけるこんな報道をしている。
フジテレビが居を構えるお台場から橋を1つ隔てた「有明埠頭」に、テレビ朝日は社運を賭けた地上11階、地下1階の「東京ドリームパーク」を今年6月から建設中。
「エンターテイメントとテクノロジーが融合する拠点」になると打ち出しているこの施設には、劇場、多目的ホール、スタジオが設けられることが公表されているのだが、なんとこの劇場がジャニーズのタレントが年間180公演を行う「ジャニーズ劇場」として使われる予定になっているというのだ。
また、ジャーナリストの津田大介さんがMCを務める独立型オンライン報道番組『ポリタスTV』（YouTube）が27日に行ったライブ配信で、ジャーナリストの松谷創一郎さんは「『報道ステーション』などテレビ朝日の報道番組、ABEMAのニュース番組において、ジャニーズ性加害問題に関する話題はほとんど扱われていない。それは、テレ朝の会長・早河洋さんの意向によるもの」と指摘していた。
早河さんは、テレビ朝日およびABEMAの代表取締役会長であり、絶対権力者の早河さんがジャニーズを優遇するスタンスを崩さない限り、このべったりでズブズブな関係が清算されることはないだろう。
ここが解決しない限り、テレビ朝日の音楽番組『ミュージックステーション』は、ジャニーズへの忖度を続け、ジャニーズ以外の男性アイドルが出演できない状況はこれからも続くことになるのではないだろうか。
（文／等々力おさむ）
～ライター略歴～
山梨県出身
かつては某俳優の付き人を務めていた
現在は芸能ネタを中心にライターとして活動中