堺雅人さん主演、阿部寛さん、二階堂ふみさん、役所広司さん、松坂桃李さん、二宮和也さんらが共演、『半沢直樹』シリーズの福田克雄さんが原作・演出を務める日曜劇場『VIVANT』(TBS系)最終話となる第10話が17日、放送された。
※以下は一部ネタバレを含みますのでご注意ください。
乃木憂助(堺さん)が、父でテロ組織「テント」の最高権力者であるノゴーン・ベキ(役所さん)を自らの手で…。
そんな衝撃的な父子の運命に多くの視聴者が、感動とともに辛さや切なさのないまぜとなった複雑な想いを抱いたことだろう。
一方で、テントのモニターは世界中に今なお潜伏しており、すでにいくつかのメディアで報じられている「続編」では、これが新たな問題になっていくのではないかとみられる。
最終回直前に行われたファンミーティングでは、福澤克雄監督が続編について「僕は言えませんよ、皆さん次第です」としつつ、「正直に言うと、僕の中では第3部まで考えて作っています」と明かしており、人気と話題性の高さから制作されることは確実。
また、最終話終了後も、これまで同様に『VIVANT』をめぐる考察合戦は活発化しており、「別班の仲間5人を見事に急所を外して射撃した乃木なら、ノゴーン・ベキ、バトラカ、ピヨの3人に同様の対応をとることも容易い。きっと3人は生きている」「乃木がノコルに伝えた『皇天親無く惟徳を是輔く』は、『天は公平で贔屓せず、徳のある人を助ける』という意味。つまり、孤児救済のために腐心してきたベキたちは生きているべきってことで、殺してないはず」「事件現場を燃やして死体の確認もできないほどに処理したのは、乃木と野崎が協力してベキ、バトラカ、ピヨの生存を隠す目的のためでしょ」などの声が上がっている。
もし3人が生きているなら、続編、福田監督が言うところの第2部ではどんな形で登場するのか、今から楽しみは尽きない。
(文/藤田周作)