10人目のメンバーとして「ジャニーズ性加害問題当事者の会」に参加した元ジャニーズJr.の岡田幸治さんが、ジャニーズ事務所とTBSの談合による「ヤラセ」を暴露した。
岡田さんは11日、YouTubeのニュースチャンネル『Arc Times』に出演。
自身が、先日、同事務所の新社長となった東山紀之さんと同時期に合宿所に出入りしていたこと、ジャニー喜多川さんに可愛がられていたことを明かしたうえで、次のような驚きの事実を明かした。
ジャニーさんに連れられ、岡田さんがTBS系音楽番組『ザ・ベストテン』のマスタールームにいたところ、番組プロデューサーあるいはディレクターらしき人物がジャニーさんに対し「あと何週続ける？」と尋ね、ジャニーさんは「あと2週続けて」と答えた。
すると、実際に同番組でのランキングで1位を数週間獲得していた、東山さんもメンバーの「少年隊」のデビュー曲「仮面舞踏会」（1985年リリース）が、その後2週間は1位を獲得。その次の週は、少年隊のセカンドシングル「デカメロン伝説」が仮面舞踏会に入れ替わって1位を獲得していたという。
また、同様のランキングのヤラセ、不正は『ザ・トップテン』（日本テレビ系）でもあったという。
岡田さんの話が事実であれば、40年前近く前から、ジャニーズは“不正＝ヤラセ”でも何でもアリの滅茶苦茶なやり方で視聴者を欺き、これにテレビ局は大いに加担していたということになる。
ジャニーズ事務所が性加害問題を事実認定し、世界的に大きな批判を集める中でも忖度を一向に止めようとしない地上波テレビの現状を見れば、さもありなんと言ったところか。
（文／福田優太郎）