メディア大手の「朝日新聞社」が16日、「ジャニーズ事務所所属のタレントとの新規契約は当面見合わせる」という方針を表明した。
同日の朝日新聞朝刊に「紙面やデジタル、主催事業などでのタレントとの契約にあたり、所属事務所の人権に対する姿勢も考慮します。ジャニーズ事務所所属のタレントについては、新規の契約は当面見合わせます。事務所の今後の対応を注視します」という同社広報部のコメントが掲載された。
朝日新聞社は、ジャニーズ忖度の象徴、あるいは根城などと称される音楽番組『ミュージックステーション』のほか、なにわ男子による『まだアプデしてないの?presents『逆転男子』』、嵐・相葉雅紀さんの『相葉マナブ』、関ジャニ∞の『関ジャム 完全燃SHOW』、東西から次世代のジャニーズJr.が集結する『#裸の少年』、TOKIOの城島茂さんがMCを務める『週刊ニュースリーダー』と、ジャニーズ所属タレントがレギュラー出演する番組を多数抱えるテレビ朝日と資本関係。
これまでのところテレビ朝日は、「これまでどおり」「変更ナシ」とジャニーズ性加害問題を受けてなお、ジャニーズ忖度から脱却する動きを見せていないものの、朝日新聞が“ジャニーズ離れ”に踏み出したことで、そのスタンスを変えていく可能性があるかもしれない。
(文/福田優太郎)