高岡蒼佑がジャニーズ事務所の「真の敵」にコメント…「正しく窮地に追いやる」必要性 | The Audience
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高岡蒼佑がジャニーズ事務所の「真の敵」にコメント…「正しく窮地に追いやる」必要性

高岡蒼佑がジャニーズ事務所の「真の敵」にコメント…「正しく窮地に追いやる」必要性
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 元俳優の高岡蒼佑さんが10日、自身のインスタグラムを更新。ストーリーズに、ジャニーズ事務所の性加害問題に関連するニュース記事を連投。

 この連投に対し、ジャニーズファンから「なんでこんなにジャニーズばかりストーリーに上げてるのですか?高岡さんには関係ない事でしょう?批判するのも分かりますが、応援したい人もいるのです。ジャニーズアイドルがいるから毎日楽しく生活出来る人もいる。なにも今、一緒になって批判する必要はない。結局はみんなで集団的に批判して相手を窮地に追いやる。今まで高岡さんがされて嫌な事も自分もしてるだけなんじゃないのですか?」との意見が送られてきたことも高岡さんはストーリーズに投稿。

■膿を出し切らないと何の解決にもならない

 そのうえで、「違うと思う。こんな事、日本で決して許されてはいけないという事が現実に起きてしまって、公に出てきたのであれば膿を出し切らないと何の解決にもならない。今するべきことは応援している人よりも精神的に追い詰められた人たちの救済をしていくべきだと思う。応援していたいのなら応援し続けたい氣持ちがあれば乗り越えられますよ。氣持ちはわかりますが」と、この意見に反論した。
 
 人類史上最悪レベルの性加害問題を起こし、組織ぐるみでこれを隠蔽し続けたジャニーズ事務所。
 
 いや、正確に言えば、今なお所属タレントの多くが口裏を合わせたように「噂程度でしか知らなかった」と証言するなど、煙に巻こうという気配が残っている同問題。
 
 海外標準に照らせば、社名をどうするだとか、オーナーが変わっていないのがどうだとかそんな生易しいものではなく、会社が即時消滅しなければいけない。これは、そんな次元の問題である。

■ジャニーズ事務所の真の敵

 にもかかわらず、日本国内で問題が矮小化されているのは、血眼になってそれこそ1分1秒でも早く問題解決に臨もうとジャニーズ事務所が動いていない最大の要因は、甘やかしすぎるファンが多数存在していることにある。
 
 心底、窮地に追いやられれば、否が応でも変わらざるを得ず、ファンの適度な厳しさ・𠮟咤激励があれば、もっと早くにジャニーズ事務所は変わっていただろう。
 
 だが、ファンの盲目的なモンスター信者のごとき後押しによって、そうはならなかった。
 
 そう考えると、大量の飴ばかりを与え続け、現状のジャニーズ事務所に対しても「タレントが可哀想」「タレントに罪はない」と過保護で歪んだ愛を提供し、立ち直りや大きく成長する機会を奪い続ける方々こそが、ジャニーズ事務所の真の敵と言えるのではないだろうか。
 
 起こした問題の大きさに比例する厳しさをもって接し、正しく窮地に追いやることでこそ、ジャニーズ事務所があるべき形へと生まれ変わり、真に世界に誇れる一流企業へと成長していくことにつながるだろう。
 
(文/大野ルナ)