「アサヒグループHD」と「キリンHD」が8日、ジャニーズ事務所のタレントを広告で起用しない方針を決めた。
今後、ジャニーズ事務所のタレントを起用した広告や新たな販売促進は行わない。現存の契約についても満期をもって終了し更新しないという。
おそらく契約内容（違約金など）の都合上、契約満期をもって終了としているが、テレビCMについてはすでに中止することを決めるなど、7日にジャニーズ事務所が記者会見で創業者であるジャニー喜多川さんによる性加害を事実認定しつつ、社名変更には踏み切らないなど「出直し」「再生」とは程遠い姿勢を示したことを受けて、決断を下したことは明らか。
この流れに次に乗るのはどの企業なのか、数多あるジャニーズタレントを起用している企業の中でも特に日本一のハンバーガーチェーン「マクドナルド」の名前を挙げる声は多い。
マクドナルドでは現在、井ノ原快彦さん、岡田准一さん、そして木村拓哉さんをCM起用中。
木村さんは7日の記者会見が終了した直後に自身のインスタグラムを更新。キメ顔のセルフショットとともに「show must go on！」と投稿。
この言葉は、ジャニーさんが好んで使っていたもの。「ショーは続けなければいけない」あるいは「ショーは続いていかなければいけない」と和訳でき、「ジャニーズ事務所って名前がこれからも残っていくべきって意味か？」「被害者に寄り添うべきときに、ちっとも現状が分かってないなキムタクは」「今後もジャニーズ事務所の隆盛が続くべきと、このタイミングで言えてしまうこの人は終わってる」など批判的な声が噴出していた。
そんな経緯もあり、「マクドナルドは11日までに、ジャニーズ所属タレントのCM起用終了を発表しそう」「もともとマクドナルドは世界的な企業で、性加害なんてもってのほかって考えでしょ。木村拓哉のショーマストゴーオンが最後のトリガーになって、近くジャニーズに最後通告するのでは」という声が聞こえてきている。
（文／福田優太郎）