ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川さんによる性加害問題について、7日の記者会見で同事務所が事実認定したことや、それにもかかわらず社名変更しないなど人権侵害について正面から向き合わない姿勢を打ち出したことを受け「キリンHD」が8日、ジャニーズ事務所のタレントとの広告契約を更新しないことを決めた。今後の起用もしない方針だという。
キリンHDでは、キリンビバレッジの「午後の紅茶」にジャニーズアイドルグループ「Snow Man」の目黒蓮さん、キリンビールの「キリンホームタップ」に「ジャニーズWEST」の重岡大毅さんを起用中だった。
先立って同様の判断を下した「アサヒグループHD」では、総勢23人にも及ぶジャニーズタレントを起用中だったが、テレビCMについてはすべてすでに打ち切っており、キリンも契約自体は満了をもって終了するものの、目黒さん、重岡さんが出演するCMについては今後放送しない可能性が高い。
(文/福田優太郎)