3月いっぱいでのジャニーズ事務所退所、そして表舞台からの引退を決めている長瀬智也さんが主演する連続ドラマ『俺の家の話』(TBS系)第2話が1月29日に放送された。
1日に分かった第2話視聴率は9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、第1話の11.5%から1.8ポイントもの大幅ダウンとなったことになる。
次第に数字が伸びていく
「“能楽”という伝統芸能に介護の問題を絡め、さらにはプロレスという要素も足して非常に良く出来ているドラマだと思うんですがね。
ただ、脚本の宮藤官九郎さんが、これまでに長瀬さんとタッグを組んで臨んだヒットドラマ『池袋ウエストゲートパーク』や『タイガー&ドラゴン』に関しても、同時期に大ヒットした他のドラマと比べると、数字の推移は尻上がりな印象が強いですし、大勢のファンを取り込むと言うよりは、一部の熱烈なファンを生み出すという傾向があるように思います。
そういう意味では、今回も10.0%前後で序盤を乗り越えながら、次第に数字が伸びていく感じになるのではないかと見ていますよ。
ネットでの評判も『クドカンのドラマは視聴率はあまりついてこないから数字は気にしません。面白いから見続けます』『面白いです!重くないし、軽くない。人間の複雑さ、多面性、煩雑な事情を盛り込みながらとっ散らからないのはさすが』と高いですし。
1月29日は裏番組の『金曜ロードSHOW!』で『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q TV版』を放送していた影響も大きかったのではないかと」(メディア記者)
1月29日の視聴率だけを見れば、長瀬さんの最後の花道がイマイチになるのではないかとの不安もあったが、評判はおおむね良好。
第3話以降に引き続き注目したい。
(文/スコッティ角筈)