東山紀之が「新社長」藤島ジュリー景子は「代表取締役」同族経営の維持路線に異を唱える大手メディアが皆無のオワコンぶり | The Audience
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東山紀之が「新社長」藤島ジュリー景子は「代表取締役」同族経営の維持路線に異を唱える大手メディアが皆無のオワコンぶり

東山紀之・藤島ジュリー景子(公式HPより)

 「文春オンライン」(文藝春秋)が4日、立て続けにジャニーズ事務所の新体制について報じた。

 同事務所所属の俳優・東山紀之さんが新社長に就任し、現社長の藤島ジュリー景子さんは「代表取締役社長」から退くものの、代表権はそのままで役職も「代表取締役」と単に「社長」の肩書がなくなるだけだという。
 
 ジャニーズ事務所の公式発表でなくとも、文春ほどの大手週刊誌の報道であれば、テレビ各局は「まだ最終的な決定かは不明なものの、文春によると『東山紀之さんが新社長、ジュリー社長は社長からは退くものの、代表取締役の座には留まることに決まった』とのことです」とワイドショー等で報じ、コメンテーターらが「ガバナンスの改善には同族経営からの脱却が至上命題とのことでしたが、これでは脱却からは程遠いのではないかと思いますがね」などの意見を寄せるはず。
 
 ところが、5日のテレビ各局の報道・情報番組でこの件に触れたものは皆無。
 
 再発防止特別チームの調査報告および提言の際には「これまでの自社の報道姿勢についてもしっかり向き合い、性加害など人権侵害には断固として戦う」と、もっともらしく主張していたテレビ各局だが、結局のところジャニーズとの歪んだ蜜月関係を断ち切るつもりなど毛頭ないようだ。
 
(文/福田優太郎)