「文春オンライン」(文藝春秋)が4日、立て続けにジャニーズ事務所の新体制について報じた。
同事務所所属の俳優・東山紀之さんが新社長に就任し、現社長の藤島ジュリー景子さんは「代表取締役社長」から退くものの、代表権はそのままで役職も「代表取締役」と単に「社長」の肩書がなくなるだけだという。
東山さんは、6月14日にジャニーズのバックダンサーをしていたという人物から「よく東山さんに飲みに連れて行ってもらいました。いつも冗談で『お前もジャニーさんにやられてこい』って言ってた」と性加害に加担していたことが窺われる発言を告発されている。
ジュリー社長は、再発防止特別チームから「同族経営からの脱却のために辞任すべし」と通告されており、代表取締役社長→代表取締役という肩書の変更では、この通告に応じたことにはなるまい。
さらに、先日はTBS、この日はフジテレビがいずれも「タレントには問題がない」との理由で「ジャニーズ所属タレントの起用はこれまで通りに」とのスタンスを表明したが、先述の東山さんのほか、なにわ男子の大西流星さんにも元ジャニーズJr.複数名に対して性加害をした疑惑が出ている。
ジャニーズもテレビ局も、真剣に真摯にジャニーズ性加害問題には向き合うつもりがさらさらなく、これまで以上に「やりたい放題」を続ける腹づもりのようだ。
(文/福田優太郎)