西武ライオンズが4日、知人女性への強制性交の疑いで書類送検され、嫌疑不十分で不起訴処分となった山川穂高選手について「無期限の公式試合出場停止処分」とする旨を発表した。
西武はこの日、公式サイトで「当球団所属の山川穂高選手の件に関して、ファンの皆さま及び全ての関係者の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを、深くお詫び申しあげます」と山川の不適切行為について謝罪。
そのうえで「検察庁の判断としては不起訴処分となりましたが、球団として今回の事態を重く受け止め、本人の猛省を促すべく、『無期限の公式試合出場停止』処分といたしました」と処分決定の根拠を説明。
「当球団では、地域・社会から信頼され、ファンの皆さまから愛される強い球団となるため、『西武ライオンズ憲章』を定めております。この憲章の精神に則り、ファンの皆さま及び全ての関係者の皆さまの信頼回復に努めてまいります」と今後に向けての声明を発表した。
今回の処分発表により、今シーズンの残り試合のスケジュール（10月3日で全日程を終了予定）を考えると、山川が今シーズン中に1軍に再登録される可能性はほぼなくなった。
すなわち、山川が今年中にFA権を取得できる可能性も消滅したも同然。
昨年の今頃は、すでに今オフにソフトバンクホークスへ巨額契約でFA移籍確実との声がもっぱらだったが、何が起こるか分からないものである。
（文／樋口健太郎）