ジャニーズ事務所の創業者で前社長・ジャニー喜多川さんによる性加害問題を受けてジャニーズ事務所が設置した「再発防止特別チーム」が29日、調査報告書と再発防止策の提言書を公表。これを受けて同日、日本テレビが公式サイトにてコメントを発表した。
■性加害などの人権侵害は、あってはならない
日本テレビは「『マスメディアが正面から取り上げてこなかった』などの指摘を重く受け止め、性加害などの人権侵害は、あってはならないという姿勢で報道してまいります」と堂々宣言。
ジャニーズ事務所に対しても「被害者の救済と再発防止に取り組むよう求める」とした。
■なにわ男子・大西流星さんの「性加害」疑惑に対し
今回の再発防止特別チームの調査報告書では特に触れられていなかったものの、先日の『24時間テレビ』でメインパーソナリティーを務めたジャニーズアイドルグループ「なにわ男子」の大西流星さんは、昨年末より複数の元ジャニーズJr.から性加害を告発されている。
大西さんの性加害疑惑については、6月29日に都内で開かれた日本テレビHDの定時株主総会においても議題に上がっていた。
日本テレビの性加害など人権侵害に対する報道宣言を額面どおりに受け取れば、当然に大西さんの性加害疑惑を追及することが期待される。
ここまで堂々と宣言しておきながら、よもや「噂なので…」などと言い訳するはずがないだろう。
(文/福田優太郎)