森七菜さんと間宮祥太朗さんがダブル主演、吉川愛さん、仁村紗和さん、萩原利久さん、神尾楓珠さん、水上恒司さんらが共演の月9ドラマ『真夏のシンデレラ』（フジテレビ系）。
民放無料見逃し配信サービス「TVer」のお気に入り登録者数こそ今クールドラマの3位と好位につけているものの、オリコン発表の「ドラマ満足度ランキング」、ビデオリサーチ調べによる視聴率では月9史上ワーストをひた走る状況となっている同ドラマには、主要キャストに驚愕の共通点がある。
それは「所属事務所の移籍・独立をめぐるトラブル」だ。
まず主演の1人である森七菜さん。森さんは2021年1月にそれまで所属していたアーブルから退所。約10日後に、エージェント業務提携という形でソニー・ミュージックアーティスツへ移籍したことが発表された。この突然の移籍劇は決して円満なものではなく、大きな騒動となり、森さんはしばらく女優としての仕事から遠ざかることとなった。
次に水上恒司さん。水上さんは“岡田健史”名義で数々のドラマ・映画に出演する売れっ子だったが、所属していたスウィートパワーと待遇面などで折り合いがつかず契約終了をめぐり訴訟にまで発展。最終的に、2023年3月末まで残っていた契約を半年前倒しする形で専属契約を終了。発表は「円満」を強調したものだったが、トラブルがあったことは明らかだった。
最後に神尾楓珠さん。神尾さんは昨年12月初旬の舞台出演を最後に、CM発表会の欠席や美術展のナビゲーター降板、レギュラー出演する『サスティな！～こんなとこにもSDGｓ～』（フジテレビ系）を長期に渡り出演見送りと、約5ヶ月に渡って活動休止。休止の原因は表向き「体調不良」とされていたが、所属事務所A-teamの現社長が故・先代社長派との軋轢により神尾さんを連れて独立する可能性が囁かれていた。
騒動を乗り越えた主要キャスト3人にしてみれば、『真夏のシンデレラ』をこのまま低空飛行で終わらせるワケにはいかないだろう。
残り少なくなってきた放送回で、『真夏のシンデレラ』が劇的な上昇をみせることに期待したい。
（文／スコッティ角筈）
～ライター略歴～
長崎県出身
本人曰く「ヲタク」として生きていくためにライター稼業を始めたという
アイドルやドラマ関連の記事を多く執筆する