今週末26・27日に特番『24時間テレビ』(日本テレビ系)が生放送される。
今年のメインパーソナリティは、人気ジャニーズアイドルグループ「なにわ男子」の7人。チャリティーパーソナリティは女優の芦田愛菜さんと、フリーアナウンサーの有働由美子さんが務める。
系列局である読売テレビでは、ジャニーズJr.人気ユニット「Aぇ! group」の6人がスペシャルサポーターを務める。
同じく系列局の中京テレビでは、ジャニーズJr.人気ユニット「美 少年」の6人がメインパーソナリティを務める。
世間の多くが認知しているとおり、『24時間テレビ』はもはや日本テレビ系列の特番と言うより、ジャニーズ事務所の私物的要素が強くなっている。
事務所の創業者で前社長であるジャニー喜多川さんの、人類史上最悪とも評される「児童や少年に対する性加害」が国際的な社会問題となっており、そもそもジャニーズ色の濃い『24時間テレビ』を放送すること自体がいかがなものかという声が多数上がっていた。
そこへ、昨年末より元ジャニーズJr.複数名が、なにわ男子の大西流星さんから「性被害を受けた」と告発、さらに美 少年の那須雄登さんが帝国劇場の楽屋で壁にシュークリームを何個も投げつけ狂ったように大笑いする動画が流出・拡散。
おまけに、那須さんの動画を嬉々として撮影していたのは、美 少年の佐藤龍我さんだったことも判明。
「愛は地球を救う」「恵まれない子ども達に寄付を」など、奉仕や慈愛のメッセージを強く打ち出す番組の主要キャストに、その真逆というべきスキャンダルに見舞われた人物を起用しているとあって、世間からは「どんなブラックユーモアだよ。笑えないよ」「壮大なギャグでドすべりしてますよ、24時間テレビさん」など、ますます厳しい声と視線が注がれている。
(文/福田優太郎)