16日、バンテリンドームで行われた中日と巨人の試合は、2-1で中日がサヨナラ勝ちした。
1-1で迎えた9回裏、中日は一死満塁のチャンスを作るとライデル・マルティネスに代えて宇佐見真吾を打席へ。ボールカウント2-1からの4球目を捉えた宇佐見の打球は、一塁手の脇を抜けライト線へ。
これで宇佐見は、2試合連続はもちろんのこと、2打席連続のサヨナラ打を達成した。
一方、敗れた巨人の原辰徳監督は、謎のリクエストを発動。
3回表の攻撃で二死一二塁から坂本勇人が三塁ゴロに倒れ、ボールは三塁・石川昂弥から二塁・石垣雅海に転送されたものの、際どいタイミングだったため石垣は一塁にも転送した場面。
一塁が完全にアウトのタイミングでどのみち3アウトチェンジだったため、二塁のアウトセーフの判定は確認する必要性がなくなったはずなのだが、ここで原監督は二塁判定についてリクエストを要求したのである。
試合後、原監督は「一塁を見ていなくてリクエストした」旨を明かし謎は解けたのだが、誰がどう見ても疑問を覚える判断であっても、阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチ、川相昌弘総合コーチらを筆頭に、巨人のコーチ陣には原監督に異を唱えられる人材がいないという残念な現実が浮き彫りとなってしまったことも事実。
ファンからは「巨人のベンチにはイエスマンor無能のコーチしかいない」といった嘆きの声が上がっている。
（文／樋口健太郎）