第105回全国高校野球選手権大会、通称「夏の甲子園」5日目。
1回戦最後の試合にして、今大会屈指の好カードとなった北海(南北海道)と明豊(大分)の1戦は、取っては取られてのシーソーゲームに。
7-5と明豊2点リードで迎えた9回裏、北海はあっさり二死を奪われたものの、1番の片岡誠亮くんが四球を選び出塁すると、2番の谷川凌駕くん、3番の今北孝晟くんの連打で1点を返し、4番の熊谷陽輝くん、5番の幌村魅影くんが連続四死球を選び押し出しで7-7の同点、絶体絶命の状況からゲームを振り出しに戻した。
迎えた延長タイブレーク、10回表に明豊が一死から適時打で1点を奪った。
対する北海は、先頭の関辰之助くんの送りバントがフライとなってしまい一死一二塁。ここで、小保内貴堂くんがライトオーバーの適時打を放ち、8-8とまたも同点に。
続く大石広那くんが遊撃強襲の適時打を放ち、サヨナラ勝利を収めた。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している