9日、エスコンフィールドHOKKAIDOで行われた日本ハムと西武の1戦で、元西武で昨オフに佐藤龍世との交換トレードで日本ハムに移籍した山田遥楓と、西武の守備の要・源田壮亮がおよそ1年の時を経て、最接近する瞬間が訪れた。
1回表、二死一塁で一走の源田が二塁へ盗塁を試みる。するとベースカバーに入った二塁・山田が捕手・マルティネスからの送球を受け源田にタッチ。
際どいタイミングだったが二塁塁審の判定はセーフ。しかし、すかさず山田がベンチへリクエストをアピール。新庄剛志監督がリクエストした結果、山田のタッチが間一髪速く、判定は覆りアウトとなった。
リクエストの結果を待つ間、当該プレーに絡んだ選手同士が会話をするシーンはしばしば見受けられるが、山田と源田には会話する様子はもちろんのこと、視線を合わせる様子も見られなかった。
昨年9月、「週刊文春」(文藝春秋)が源田とその妻で元乃木坂46メンバーの衛藤美彩が、SNSにて「誹謗中傷」や「個人情報晒し」の被害に遭っていたこと、その加害者が山田の妻だったと報じた。
源田の「(山田と)もう一緒にプレーすることは難しい。だが、野球を奪わないでほしい」という葛藤に満ちた声により、山田は西武を去ることとなり、日本ハムに拾われていた。
(文/潮崎達至)