ジャニーズアイドルグループ「嵐」の松本潤さんが主演する大河ドラマ『どうする家康』(NHK、日曜20時~)第30話が6日、放送された。
同話の視聴率は、世帯平均で9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人平均で5.8%だったことが7日、分かった。
前話の第29話は世帯で11.5%、個人で6.6%を記録していた。
『どうする家康』が1桁の世帯視聴率を記録したのはこれが2度目。前回は、第10話の7.2%だが、これはWBC日本代表のオーストラリア戦生中継(テレビ朝日系)が裏被りしてのもの。
今回は裏番組にスポーツイベントや年に数回の特番などが一切ない中でということで、『どうする家康』の人気低迷が際立つものとなった。
4日にジャニーズ性加害問題について国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会が記者会見を行い、「ジャニーズ事務所のタレントが絡むセクシャル・ハラスメント被害者との面談では、同社のタレント数百人が性的搾取と虐待に巻き込まれるという、深く憂慮すべき疑惑が明らかになった」「ジャニーズ事務所の特別チームによる性加害問題に関する調査については、その透明性と正当性に疑念が残っています」などの声明を発表したことが影響した部分もあるかもしれない。
人気も厳しく、主演の松本さんが所属するジャニーズには世間と業界からの逆風が強まっており、『どうする家康』は早めの打ち切りとなる可能性もありそうだ。
(文/スコッティ角筈)
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長崎県出身
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