6日、第105回となる全国高校野球選手権大会、通称「夏の甲子園」が阪神甲子園球場(兵庫)で開幕した。
開幕ゲームとなった1回戦第1試合の上田西(長野)と土浦日大(茨城)の試合は、2-2で延長戦に突入し、いきなりのタイブレーク。10回表に集中打を浴びせ6点をとった土浦日大が8-3で上田西を退けた。
1回戦第2試合の聖光学院(福島)と共栄学園(東東京)の試合は9-3で聖光学院が勝利。この試合ではゲーム展開以上に、両チームのアルプススタンドに注目が集まった。
聖光学院は、5番一塁の樽川遥人選手の打席で、強制性交の容疑で書類送検されている西武ライオンズ・山川穂高選手の応援歌を演奏。「曲に罪はない」「よく演った」という肯定的な声が上がった一方、「性犯罪者の応援歌をわざわざ流すってどんな神経だよ」「高校生のワルノリがすぎる」「これは性交学院。ヤバすぎ」など否定的な声も聞かれた。
対する共栄学園は、これを受けジャニーズアイドルグループ「関ジャニ∞」の「無責任ヒーロー」を演奏して対抗。「山川応援歌に無責任ヒーローでアンサーするのは芸術点高い」「試合には敗れたけど、演奏対決では共栄学園に軍配やな」などの声が上がった。
1回戦第3試合の仙台育英(宮城)と浦和学院(埼玉)の試合は19-9で仙台育英が勝利。激しい点の奪い合いを制した。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している