27日に発表された『第44回日本アカデミー賞』優秀賞の対象作品や俳優名などを受け、映画『天外者』(配給:ギグリーボックス)に出演しているアノ俳優が疑問の声をあげている。
「邸宅跡が長崎県にある観光施設の『グラバー園』となっていることでも有名な、トーマス・グラバー役で『天外者』に出演しているロバート・アンダーソンさんですね。
三浦さんの熱量に触れたグラバーさんならでは
『天外者』が優秀作品賞に選ばれなかったことと、『天外者』に主人公の五代友厚役で出演した三浦春馬さんが優秀主演男優賞に選ばれなかったことについて言及しています。
ツイッターで『おはようございます!!ちょっと寂しく悲しいですね。天外者がアカデミー賞にノミネートされていないなんて、なぜなんでしょうか??三浦春馬さんは本当に素晴らしい。彼はオスカーに値しますよ。春馬がアカデミー賞を獲ることを願っています!』と英語で心境を語っています。
日本アカデミー賞の場合は『オスカー』と基本的には呼ばず、『オスカー』というのは最優秀賞を獲得した際に授与されるオスカー像にちなんでおり、アメリカのアカデミー賞のことを指しますから、ロバートさんは『三浦さんは本場アメリカのアカデミー賞に値するレベルだ』と仰っているのではないかと。
『天外者』では、三浦さん演じる五代友厚と、ロバートさん演じるグラバーが直接言葉を交わすシーンがあります。
間近で三浦さんの熱量に触れたグラバーさんならではのコメントで、すごく説得力を感じますね」(メディア記者)
たとえ日本アカデミー賞を『天外者』や三浦さんが獲得できなかったとしても、多くの観衆に感動を与えたことは事実だろう。
そして、今もなお与え続けていることも。
なお、日本アカデミー賞には「話題賞」というものがあり、話題を集めたと思う映画の中から“作品”と“俳優”の2つの部門を投票を元に決定する仕組みとなっている。
日本映画界最高の栄誉である日本アカデミー賞の中で唯一、一般の方が投票に参加できる賞であるということも特徴的だ。
「オールナイトニッポンリスナーが選ぶ」と銘打たれており、専用ページから誰でも投票できる形式(2月5日の23:59締切)で、投票者には抽選で映画の劇場招待券もプレゼントされるため、気になる方はチェックしてみるのもいいだろう。
(文/窪田翔吾)