3日発売の「週刊文春」が、維新の会に所属する大阪府高槻市の市議会議員・山﨑麻里子さんの職歴について報じ物議を呼んでいる。
記事では、山﨑さんが市議会議員となるよりも以前に「矢崎まこと」名義で芸能活動をしており、『着エロ魅了』という成人向け作品や、グラビアアイドルとAV女優が共演する『現役グラビアアイドル AV出てみませんか!?』というAVに出演していたことに触れている。
「林芳正外相が文科相だった頃、公用車で通っていたことが問題視された恵比寿の‶セクシーヨガ”でも、働いていたことがありました」という山﨑さんの知人による話も記載されている。
まるで、セクシー路線の芸能活動をしていたこと自体に問題があるかのような書き方で、である。
違法ビジネスに手を染めていたとか、収入に係る税の申告に違法性があったとかであれば、公益性の観点から糾弾することはあっても良いだろう。
しかし、芸能界に身を置き、セクシー路線で活躍していた事に何の問題があるのだろうか。過去の事であるし、もし現在進行形のことだったとしても議員としての活動を満足に行えていれば責められるようなものではあるまい。
記事内にある「林芳正外相が文科相だった頃、公用車で通っていたことが問題視された恵比寿の‶セクシーヨガ”で働いていた」という部分についても、当時、セクシーヨガが問題視されたのではなく、公用車を極めて私的な目的に使っていることが問題視されたのだ。そこのところを誤認させるような印象操作記事を書くのはいかがなものだろうか。
今回の文春の報道に対しては、「セクシーアイドル・タレントで活動していたから何?問題あるの?」「これ、露骨に職業差別を煽っててクソ記事ですね」「セクシータレントやAV女優の仕事は、法に触れるものでもなければ、その経歴が政治家に不相応と判断されるべきものでもないでしょ」など多くの批判の声が上がっている。
(文/福島秀明)