山崎賢人さん主演、吉沢亮さん、大沢たかおさん、橋本環奈さん、清野菜名さんらが共演の映画『キングダム 運命の炎』が28日、全国公開スタートとなった。
『キングダム』シリーズ初登場となった、杏さん演じる趙国の闇商人・紫夏(しか)と浅利陽介さん演じる亜門(あもん)が、今作最大のアツい場面を担っている。
また、次回作以降を睨んでは、趙の軍師・李牧(りぼく)とその側近・カイネ、さらには王毅との因縁深い趙国の武神・龐煖(ほうけん)の登場が今作の大きな見どころだったと言えるだろう。
「公開直前まで、李牧、カイネ、龐煖のキャスティングを完全シークレットにしていたこと自体は、マーケティング的にお見事でした。
ただ、蓋をあけてみれば、李牧が小栗旬さん、カイネが佐久間由衣さんだったということで『残念』『台無し』という声も多いですよ。
特に李牧の小栗さんについては、色々と黒い噂が絶えませんし、小栗さんは先日トライストーン・エンタテイメントの新社長に就任。トライストーン最大の問題児である綾野剛さんの妻が佐久間由衣さんですからね。
あまりにも、プライベートや事務所の政治的な部分が透けて見える配役はいかがなものかと」(メディアコメンテーター)
ストーリーの展開スピード的には、『キングダム』シリーズは少なくとも5~10年に渡って続けていく腹づもりだろう。
だが、今作のキャスティングは、シリーズの寿命を縮めることにつながるリスクを孕んでいるかもしれない。
(文/桜田秀道)