先日、急逝から3年となる命日を迎えた三浦春馬さん。
春馬さんにとって最後の主演映画となった『天外者』(配給:ギグリーボックス)でメガホンをとった田中光敏監督の最新作『親のお金は誰のもの 法定相続人』(配給:イオンエンターテイメント/ギグリーボックス)が今秋公開となることが決定した。
三浦翔平さんと比嘉愛未さんがダブル主演で、脚本は『天外者』と同じく小松江里子さん。配給に関しても、単独ではないものの『天外者』同様、ギグリーボックスが務める。
「比嘉愛未さんは、三浦春馬さん主演ドラマ『TWO WEEKS』(カンテレ・フジテレビ系)で、春馬さんの元恋人役を演じていました。
三浦翔平さんは『天外者』で坂本龍馬という重要な役どころを演じていました。
田中光敏監督らの頭の中に『三浦春馬くん縁のキャスト・スタッフを集結したい』という考えがあったのであろうことは想像に難くありません。
ただ、翔平さんについては、春馬さんのファンの中にあまりよく思っていないファンがいるのも事実です。
そのため、今回の『親のお金は誰のもの 法定相続人』のキャスト発表には『ガッカリした』『複雑です』といった声も上がっています」(メディアコメンテーター)
田中監督は自身の作品に、西田敏行さん(『火天の城』)、緒方直人さん(『サクラサク』)、内野聖陽さん(『海難1890』)、そして春馬さんと、骨太な“役者”を起用してきた歴史がある。
翔平さんでは、その歴史が良くも悪くも大きく変わってしまうことになるのではないだろうか。
(文/窪田翔吾)