保険金不正請求問題が大きな波紋を呼んでいる中古車販売・買取大手のビッグモーター。
25日には、会見で兼重宏行社長が、息子である兼重宏一副社長とともに引責辞任することを発表したものの、株式は兼重親子がその100%を握っており、経営実態や会社の体質を根本的に改善しようという姿勢は見えて来ない。
26日には「TNC 西日本放送」が、同社の元従業員による「経営幹部が街路樹を掘り起こした」「木や雑草を抜いた後に、石を敷き詰め除草剤をまく作業を繰り返し、草木が再生するのを阻害していた」との証言を報じた。
ビッグモーターは、全国各地の店舗前の道路において、不自然に街路樹や緑地帯が枯死しているとの指摘も相次いでいる。
この件に関し、兼重宏行前社長は25日の会見で「除草して整えることはしますけども。なんなんでしょうね」としらばっくれていた。
(文/二宮誠司)