井上尚弥「激怒」でなく「重圧」の表れか…フルトンとリング上での握手など一切ナシ | The Audience
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井上尚弥「激怒」でなく「重圧」の表れか…フルトンとリング上での握手など一切ナシ

井上尚弥「激怒」でなく「重圧」の表れか…フルトンとリング上での握手など一切ナシ
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 25日、東京・有明アリーナで、ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥選手が、挑戦者としてWBCとWBOの世界スーパーバンタム級2団体統一王者であるスティーブン・フルトン選手と対戦。

 1Rから主導権を握った井上選手がフルトン選手を寄せ付けず、8回1分14秒TKO勝ちで世界スーパーバンタム級2団体統一の新王者となった。
 
 フルトン陣営が計量以前、そしてこの日の試合直前までバンテージの巻き方に細かく注文をつけてきたことや、計量時の態度が井上選手にとって「上から目線」だと感じるものだったこともあってか、決着後には対戦相手とリング上で握手を交わし健闘をたたえ合う姿をよく見せていた井上選手が、フルトン選手とはリング上で握手はおろか目線すらも合わせないという珍しい姿を見せた。
 
 「計量時に井上選手がフルトン選手への『怒り』を口にしていましたから、勝負が決したあとの対応もそれが影響していた可能性は十分考えられますね。
 
 ただ、いくらモンスター、圧倒的な王者としてバンタム級までの3階級を制覇してきた井上選手と言えども、スーパーバンタムは未知の世界。
 
 モチベーションが高まると同時に、ファンの期待がかなり大きな重圧になっていたというところもあるのではないかと思いますよ」(スポーツコメンテーター)
 
 年内にも、バンタム級に続いてスーパーバンタム級でも4団体統一王者となる可能性が高まっている井上選手。
 
 彼のちょっとした仕草の変化すらも、偉大な歴史の一部となっていく。
 
(文/樋口健太郎)