ジャニーズ事務所の創業者で前社長のジャニー喜多川氏による性加害問題で、俳優の服部吉次さん(78歳)と友人の松崎基泰さん(79歳)が15日、小学生だった約70年前に服部家に出入りしていたジャニー氏から繰り返し性加害を受けていたと告白した。
吉次さんは、俳優でタレントの草彅剛さんが2023年後期のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』で演じる“羽鳥善一”のモデルとなった作曲家“服部良一”さんの次男で、今月5日に「日刊ゲンダイ」のインタビューに答える形で被害を告白していた。
被害を受けるようになったのは服部さんが8歳頃から、松崎さんが7歳頃からで、それぞれ2年半、1年半という長期に渡るものだったと明かした。
2人が被害に遭っていた当時、ジャニー氏は19~22歳。この時点ですでに手慣れていた様子が見えてくる。
すなわち、ジャニー氏は未成年の頃から少年や小児に性加害を行い続けていた可能性が高いということになる。
そして、早い段階で明るみに出ていれば、ここまで被害者を増大させることはなかったに違いないだろうと容易に想像ができる。
その意味では、複数の被害証言が出ている「なにわ男子」の大西流星さんによる性加害疑惑についても、一刻も早く調査を行うべきだろう。
(文/福田優太郎)