15日、PayPayドーム（福岡）で行われたソフトバンクｰオリックスの1戦は、3-2でオリックスが勝利した。ソフトバンクはこれで7連敗となった。
ソフトバンクファンからは、この日の最後の場面に対し「ヒゲ（藤本博史監督）の迷采配」との声が多数上がっている。
3-1とオリックス2点リードで迎えた9回裏、ソフトバンクは無死一二塁のチャンスを作り、続くデスパイネ選手の痛烈な打球が三塁を襲うも、途中出場の宗佑磨選手がこれを華麗な守備で捌き併殺。
二死三塁となり追い上げムードがしぼみかけたものの、続く三森大貴選手がライト前にタイムリーヒットを放ち1点差。
さらに今宮健太選手が四球を選び二死一二塁となって、再び同点・逆転に向けての機運が高まった。
ここで、藤本監督が動く。
逆転のランナーとなる一塁の代走に、今宮選手に代わって野村勇選手を送り、打席に嶺井博希選手に代えて川瀬晃選手を送ったのだ。
結果は、川瀬選手が強烈なライナーを放ったものの、一塁・頓宮裕真選手のミットにボールが吸い込まれゲームセット。
結果が出る前から「代走・野村勇、代打・川瀬？逆やろ」「野村勇が代打で川瀬か上林を代走だろ」といった声が多数上がっていたが、同点・逆転が叶わなかったことで同様の声がさらに増加。
藤本監督に対し「これだけの補強をしてもらっておいて、この成績。すぐに辞任してください」など、辞任を要求する声も殺到している。
オールスター前のゲームは残り2つ。ソフトバンクが連敗地獄から脱することができるのかとともに、藤本監督の去就にも注目が集まる。
（文／中牟田晃）