大谷翔平「ホームラン王」へ加速か!?ライバル・ロベルトJr.にオールスター明けの失速懸念、ジャッジは故障からの復帰時期未定 | The Audience
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大谷翔平「ホームラン王」へ加速か!?ライバル・ロベルトJr.にオールスター明けの失速懸念、ジャッジは故障からの復帰時期未定

大谷翔平「ホームラン王」へ加速か!?ライバル・ロベルトJr.にオールスター明けの失速懸念、ジャッジは故障からの復帰時期未定
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 前半戦を投手としては7勝4敗、防御率3.32、132奪三振。打者としては打率.302、32本塁打、71打点、OPS1.050と、投打ともに素晴らしい数字で終えたエンゼルス・大谷翔平選手。

 特に、本塁打とOPSでリーグ1位、打点でリーグ2位につけている打撃面は特筆もので、ホームラン王と打点王の二冠獲得を期待するファンも多い事だろう。
 
 ただ、ア・リーグMVPを獲得した2021年は、今年よりも1本多い33本の本塁打を前半戦で放ち、2位に5本差をつけての折り返しから、後半戦では大きくペースを落としてトータル46本塁打とリーグ3位に終わっている。
 
 それだけに、ファンの心配は「また2年前のように失速しないだろうか」というものだろう。
 
 しかし、明らかにマイナスな影響を与えたと見られているオールスターのホームランダービーに大谷は今年は参加を辞退。
 
 一方で、現時点で26本塁打のリーグ2位につけているホワイトソックスのルイス・ロベルトJr.選手は同ダービーに出場。しかも、一昨年の大谷がホームランダービーで延長の末に1回戦敗退だったのに対し、ロベルトJr.は1回戦を勝ち上がり準決勝でもバットを振り続けた。計6分間、普段以上のアッパー気味な軌道でフルスイングを重ねたロベルトJr.が、一昨年の大谷同様に後半戦でペースダウンする懸念は大きくなった。
 
 また、昨年ア・リーグ新記録となる62本塁打でホームラン王に輝いたヤンキースのアーロン・ジャッジ選手は、今年も19本塁打を放ち一時はリーグ1位を独走していたものの、6月3日のドジャース戦でフェンスに激突しながらの守備により右足親指の腱を断裂する重傷を負った。6月末にキャッチボールを再開する段階まで回復したとの報道はあったものの、いまだに復帰時期は不透明。
 
 ライバルたちとの高いレベルでの競争は、むしろ大谷の望むところでもあるだろうが、今年は大谷にとってホームラン王獲得に向け視界良好であることも事実だろう。
 
(文/潮崎達至)