世間を揺るがし続けている、ジャニーズ事務所創業者で先代社長のジャニー喜多川さんによる性加害。そして、これに付随してジャニーズ事務所の元マネージャーによる性加害も明らかとなり、アイドルグループ「なにわ男子」大西流星さんによる性加害疑惑も複数の被害証言が出る事態となっている。
そんな中、一時、同事務所から不当な圧力を受け続けていた元SMAPで「新しい地図」の草彅剛さんが、2023年度後期の趣里さんが主演する連続テレビ小説(=朝ドラ)『ブギウギ』(NHK)に、作曲家の服部良一さんをモデルとした、大阪生まれの作曲家・羽鳥善一という役で出演することが4日、明らかとなった。
何の因果か、この良一さんの次男で俳優・音楽家の服部吉次さん(78歳)が「日刊ゲンダイDIGITAL」にて、8歳当時にそのとき19歳だったジャニーさんから性加害を受けたと告発した。
親同士の付き合いもあり、服部家にしばしば顔を見せるようになっていたジャニーさんが、ある日「遅くなったから」と吉次さんの部屋に宿泊することになり、このとき例の「マッサージしてあげる」から口淫に及び、さらには吉次さんが身をひねったことで未遂には終わったものの強制肛門性交にも及ぼうとしたという。
実に70年前からすでに、ジャニーさんによる卑劣な少年や男児に対する性加害は始まっていたようだ。
(文/福田優太郎)