1日16時半頃、ツイッターに「15年間在籍したスマイルカンパニーとのマネージメント契約が中途で終了になりました。私がメディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由です。私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です。今までのサポートに感謝します。バイバイ!」と投稿した松尾潔さん。
松尾さんは音楽プロデューサーやソングライターとして、SPEED、MISIAさん、宇多田ヒカルさんのデビューの際のブレーンの一人として、あるいは平井堅さんのブレイク仕掛け人やCHEMISTRYの生みの親として彼らを成功に導き、日本の音楽シーンに多大な貢献をしてきた人物。
これ以外にもEXILE、三代目J Soul Brothers、東方神起、DOUBLE、JUJUさん、由紀さおりさんなど、数多くのアーティストの楽曲制作に携わってきた、いわば業界の大物。
ジャニーズアイドルグループ「関ジャニ∞」の冠番組『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)にも以前は頻繁に出演。しかし最近は、その姿を番組で見かける機会が激減していた。
松尾さんの契約解除に関する告白を受け、「ジャニーズの圧力」「ジャニーズ忖度」を訴える声や「山下達郎に幻滅した」「山下達郎さんの音楽の印象が180度悪い方に変わった」など山下さんへの失望の声が多数上がるなど、ネットは騒然。
そんな中、松尾さんが3日、ツイッターを更新。
「言いたいことが言えて、聴きたい音楽を聴けたら、人生は上々。欲を張るのはメロウじゃない」との言葉を添えて、同日23時から放送のラジオ『松尾潔のメロウな夜』(NHK-FM)を告知した。
なお、「メロウ(mellow)」とは、柔らかい、穏やか、芳醇、まろやかなどの意味を持つ英単語である。
(文/高柳拓郎)