ジャニーズアイドルグループ「関ジャニ∞」の冠番組『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)にしばしば出演。しかし最近は、その姿を番組で見かける機会が減っていた音楽プロデューサーの松尾潔さん。
松尾さんは1日、自身のツイッターを更新し「15年間在籍したスマイルカンパニーとのマネージメント契約が中途で終了になりました。私がメディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由です。私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です。今までのサポートに感謝します。バイバイ!」と投稿。
スマイルカンパニーが松尾さんとの契約を中途で打ち切った背景に、「ジャニーズ事務所からの圧力」を指摘する声がいくつも上がっている。
スマイルカンパニーの歴史を紐解くと、1978年に山下達郎さんのマネジメントを目的に芸能プロダクション「ワイルド・ハニー」が設立され、このとき山下さんの著作権管理等を目的とした音楽出版社として「スマイルカンパニー」が設立された。
スマイルカンパニーの現社長・小杉周水さん(2022年~)の父親・小杉理宇造さんが1984年に社長就任したのを機に、芸能プロダクションを「スマイルカンパニー」、音楽出版社を「スマイル音楽出版」に改称、企業グループ名を「スマイルグループ」に統一した。
また、小杉理宇造さんは2003年にジャニーズ・エンタテイメントの社長に就任。
こうした歴史もあり、松尾さんが先月ツイッターで「昨夜のNEWS ZERO櫻井翔キャスターに感じたこと。憶測の危険性についての熱弁には一定の説得力がありました。ならば次は、憶測の肥大化の一因となる言動をとった藤島ジュリー景子社長に、忖度なき取材を敢行するのはいかがでしょう。あと、放送中に泣くのは不適切じゃないかな。キャスターなら」と綴るなど、ジャニーズ批判を繰り広げたことに対し、「ジャニーズ側から確実に圧力働いたやろ」「もともとジャニーズグループみたいなもんだったワケだし、圧力や忖度が色濃く反映されるのは当然と言えば当然か…良くない判断だとは思うけど」といった声が上がっているというワケだ。
松尾さんの契約解除ツイートを受け、ツイッターでは「山下達郎」が急上昇ワードに。
6月30日から18都市39公演のツアーが始まったばかりの山下さんが、今回の騒動について口を開くことはあるのか注目が集まる。
(文/猫山恭輔)