立憲民主党所属で長野県選出の参議院議員・杉尾ひでや氏が連日のツイ消しだ。
杉尾氏は29日、自身のツイッターに“今日の午後は、党の内閣部門会議の役員メンバーで、若年女性支援団体「Colabo(コラーボ)」の視察に行きました。この団体は、家などに居場所のない若年女性にアウトリーチ型の支援を行ってきましたが、ここに来てバッシングが酷く、活動が大幅に制限されかねない状況になっています”と投稿。
仁藤夢乃氏が代表を務める、若年被害女性等の支援を行う一般社団法人「Colabo」について、なぜか「コラーボ」と表記。（正確にはコラボ ※長音記号[ー]は入らない）
間違いを指摘する声、揶揄する声が多数集まったからだろうか、すでに同投稿は削除されている。
杉尾氏は29日夜にもツイッターで“仁藤代表には、これからも出来る限りの支援を約束しました。意見交換後は事務所近くの新宿歌舞伎町を案内してもらいましたが、私の記憶とは余りにも違う、カオスとしか言いようがない街の現状に驚かされました”と投稿。
歌舞伎町のカオスっぷりの象徴として示したのだろう、「無料案内所」の画像が添えられていた。
この投稿には、ゲームクリエイター・YouTuber・ブロガーの暇空茜氏が「俺の知る限りこう言う無料案内所は20年前からあるよ 田舎もんか？」とコメントするなど、多くの疑問の声が集まっていた。
これを受け、杉尾氏は30日までに同投稿をツイ消しした。
この20年の間に、歌舞伎町に鎮座していた新宿コマ劇場が老朽化を理由に閉館。跡地には新宿東宝ビルが建設され、大きく街並みが変わったのは間違いない。
だが、無料案内所は21世紀に突入する以前よりも存在していたし、無料案内所の出現はむしろカオス過ぎたそれ以前までの時代に一定の決着をつけたとも言える。
テキトーなツイートをして、都合が悪くなればツイ消しし逃亡。これで国会議員が務まると言うのだから、政界の方がよっぽどカオスなのではないだろうか。
（文／福島秀明）