25日、阪神競馬場で行われたJRA春のグランプリレース・宝塚記念(G1)は、単勝1.3倍の圧倒的支持を受けたC・ルメール騎乗のイクイノックスが、道中を後方2番手という厳しい位置取りから、大外を回って他馬をごぼう抜きにし見事に優勝。
2着には10番人気のスルーセブンシーズが入り、3着には2番人気のジャスティンパレスが入った。
4着は3番人気のジェラルディーナ、5着は5番人気のディープボンドがそれぞれ入線した。
同レースを、笠松、JRAで通算4464勝を挙げた元騎手で競馬評論家のアンカツこと安藤勝己さんが、自身のツイッターで回顧。
ファンからの「ジェラルディーナは、力及ばずでしたか?」との問いに対し、「結果としてルメールをアシストする仕掛けにはなったけど、長くしぶとい脚を使わせる意図に沿って力は出したと思う。昨秋のほうが状態良かったんやないかな」と、手綱をとった武豊騎手の騎乗ぶりを評価したうえで、ジェラルディーナのデキがエリザベス女王杯を制し、出遅れながら3着に入った有馬記念当時には及ばなかったのではないかとの見解を語った。
(文/豊田武志)