日本中央競馬会(JRA)から、調整ルームでの通信機器利用による30日間の騎乗停止処分を受けていた今村聖奈、古川奈穂、永島まなみ、角田大河、河原田菜々、小林美駒の6騎手が、17日からJRAのレースに復帰。
17日中は6騎手ともに勝利を飾ることはできなかったものの、18日には今村騎手が阪神1Rのハクアイアテナで、古川騎手が函館7Rのバレストラで、永島騎手が阪神8Rのカネフラで勝利。
角田、河原田、小林の3騎手は馬券圏内に持ってくるレースはあったものの、土日を通して勝利を挙げることは叶わなかった。
「河原田菜々、小林美駒の女性騎手2人は今年デビューしたばかりで、それぞれ通算2勝、1勝ですし、土日の合計乗鞍が6鞍ずつだった中で、いずれも馬券圏内に好走させたレースがありましたから、十分に合格点と言えるでしょう。
一方で、角田大河騎手は2年目ながらすでに通算56勝。今年は30日間の騎乗停止処分を受けた6騎手の中で最も多い20勝をすでに挙げていましたし、土日で計14鞍もの乗鞍があった中で、ルーキー以外の騎乗停止明け組では唯一の未勝利ですから屈辱を感じているでしょうね」(スポーツコメンテーター)
角田騎手は26日の宝塚記念(G1)ではモズベッロとのコンビを組むことが発表されている。同レースを含め25~26日のレースで復帰星を挙げ、雪辱を果たすことができるか注目したい。
(文/豊田武志)