日本中央競馬会(JRA)が9日、吉田隼人騎手(美浦・フリー)が、4日の阪神競馬12R騎乗後、調整ルーム内の備品(洗面台の戸棚、テレビのリモコン、ゴミ箱)を損壊したと発表。これにより吉田騎手は宝塚記念(G1)が行われる24~25日の2日間は騎乗停止となった。
吉田騎手は「自身の騎乗を含めたさまざまな不満、いら立ちが抑え切れなかった」などと話したという。
「11日までで騎乗停止期間が満了となる、今村聖奈、永島まなみ、古川奈穂、小林美駒、河原田菜々、角田大河の20歳前後の若手6人は、調整ルームでの通信機器利用。
宝塚記念で人気の一角を担うであろうジェラルディーナに騎乗予定だった22歳の団野大成騎手は夜遊び、寝坊で調教に遅刻し、自厩舎から干され、ジェラルディーナは武豊騎手に乗り替わり。
団野騎手と同じく22歳の亀田温心騎手は、大雨により前日移動ができなかったというイレギュラーな状況だったとは言え、関西国際空港と伊丹空港を勘違いするというチョンボでレース騎乗に間に合わず。
このところ若手騎手による大失態が立て込んでいましたが、今年で40歳を迎える、中堅どころかベテランと呼ばれてもおかしくない吉田隼人騎手が『ヤバいのは若手だけじゃない』とJRAのコンプラ意識の低さを証明してくれましたね…」(スポーツコメンテーター)
さすがにJRAはトラブルが続出しすぎではないだろうか。
(文/樋口健太郎)