大手回転寿司チェーン「スシロー」店内で、テーブルに備えてある醤油ボトルのふたを開け、注ぎ口にしゃぶりつく。続けて、未使用の湯飲みの飲み口に吸い付き、その湯飲みをストッカーに戻す。さらには、レーンを流れている寿司にしゃぶった自身の指で何度もタッチする。
一連の不衛生極まりない迷惑行為をめぐり、スシローを運営する「あきんどスシロー」(大阪府吹田市)が岐阜県の少年(通称:舐めローくん)に約6700万円の損害賠償を求めた訴訟。
舐めローくん側は答弁書で「反省の日々を送っている」としつつ、「回転ずし業界は競争が激しい。現場店舗の立地を踏まえると、客が減少した原因が他店舗との競合にあることなども考えられる」と反論の上、請求棄却を求めていた。
反論を受けてだろうか、スシロー側が請求する損害賠償の金額を増やす方針であることが9日、分かった。
(文/大野ルナ)