日本中央競馬会(JRA)が9日、吉田隼人騎手(美浦・フリー)が、4日の阪神競馬12R騎乗後、調整ルーム内の備品(洗面台の戸棚、テレビのリモコン、ゴミ箱)を損壊したと発表。
これにより吉田騎手は宝塚記念(G1)が行われる24~25日の2日間、騎乗停止処分が科せられた。
吉田騎手は「自身の騎乗を含めたさまざまな不満、いら立ちが抑え切れなかった」などと話したという。
「吉田隼人騎手は、『東のユタカ』として若手時代に注目を集めた吉田豊騎手と兄弟ジョッキーとして知られています。
隼人騎手も、ゴールドアクター、ソダシ、ポタジェでG1を計5勝していますし、昨年まで3年連続でリーディングTOP10入りしている名手なので、今回のトラブルは残念ですね。
ただ、お兄さんの豊さんともども大のパチンコ好きで、豊さんはかつて『あまりにも当たりの出ない台を、店に断りを入れ修理代を支払う約束のうえで破壊した』なんて逸話もあるくらいですから、隼人さんが今回の蛮行に至ったのもある程度予想できたこととも言えるかもしれません。
なお、トラブルを受けて吉田兄弟を『破壊兄弟』と呼ぶ声が一部で上がっています」(スポーツコメンテーター)
競走馬と同様に人間も、気性面では血統がモノを言うのかもしれない。
(文/樋口健太郎)