「週刊文春」（文藝春秋）が7日、ジャニーズ事務所の創業者で先代社長・ジャニー喜多川さんの性加害問題をめぐり、同事務所の男性マネージャーも同様に性加害をしていたことを報じた。
現在はジャニーズ事務所を離れているというマネージャー自身が、文春の取材に「10代のジュニアを誘って、口腔性交をした。6人くらいとそういうことをした。そのうち3人には数千円を渡した」などと答えるかたちで自白したという。
これまで「ジャニー喜多川さんだけが加害者。加害の当事者が亡くなっているため全容解明は難しい」というスタンスをジャニーズ事務所はとってきたが、重役はおろか役員ですらない一般社員の中にも加害者がいたという事実は非常に重い。
こうなってくると、ますます内々で済ませて良い問題ではないことがハッキリしたため、第三者を入れての徹底調査は必須となったと言えるのではないだろうか。
一部で加害者として名指しされ、複数の証言者がいるジャニーズアイドルグループ「なにわ男子」の大西流星さんの「性加害」疑惑も有耶無耶にできなくなった可能性が高い。
ジャニーズ事務所は、さらなる難局を迎えている。
（文／福田優太郎）